心の羅針盤

人間の意思決定は一日に約9000回行われていると言います。ご飯はどこで何を食べるのか、どの道順で向かうのか、誰と何を話すのか・・・などなど、言われてみれば日々の意思決定は結構な数行われていると言えます。ただ、もそのすごく大きな意思決定は10個程度なので普段はそんなに多いとは考えていないのかもしれません。

人が意思決定をするには何かしら判断基準がなくては成立しません。人にはそれぞれ物差しがあって・・例えばお昼ご飯に何を食べるのかについて考えると、かけられる時間、食べてもよいカロリー、最近食べたものや食べてないものとのバランス、かけられる予算などを複合的に吟味することで、最終的に何を食べるかの決断をします。大げさですけど(笑 でも、意識しているかしていないかは別として、そういった複雑な判断軸の何を重視するかなどを検討して意思決定を行っているのです。

ビジネスではどうでしょうか?会社の最終意思決定は代表が行います。代表が一日に行う意思決定はものすごい数です。その数を少しでも減らせるように現場が対応できればそれに越したことはありません。人間が一日に意思決定できる数は限界があるというのが、脳科学者の間では定説です。一定の数しか人間は意思決定できないのです。それを超える意思決定は冷静な判断ができなくなります。なので、できるだけ現場で判断ができるものは現場で判断するべきなのです。全ての意思決定を代表にゆだねてしまったら、代表の意思決定の上限を超えてしまうのです。なので、私はビジネスの中では、できるだけ自分で意思決定をします。その際の心の羅針盤は「代表である緑川ならきっとこう判断するはずだ」というものです。

緑川はであれば必ずこう判断するはずだという確信があれば、私はその信念に従って自分で意思決定をします。しかも、その判断がエージェントゲートのビジョンや理念、目標に合致しているのなら、さらに自信をもって自分が意思決定をします。もちろん、意思決定した内容は随時、報告をします。ですから、社員全員が、緑川の考えとエージェントゲートのビジョン理念を頭にしっかりと叩き込み、心の羅針盤とできるのなら非常に意思決定の早い組織になることができると思うのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事
2019年12月24日

ワクワクすっぞ

ビジネスの中で最も幸せを感じる瞬間の一つが「ワクワクする」ということじゃないでしょうか?私は日々エージェントゲートでワクワクしながら働かせていただいてます。 先日何かの調査結果を見たときに「ワクワクを感じて働いている」人は全体の4%ほどででした。そんなに少ないんだと驚くとともに、自分をワクワクさせてくれている緑川に感謝しました。彼は常に私…

続きを読む

2019年12月22日

生かされていることを感謝する

人間生きていると生きていることが当たり前だと感じるようになります。今回、しばらくブログの更新が止まってしまっていたのは・・・実は先日大動脈解離という病で緊急入院してしまったのが原因です。 大動脈解離とは心臓から出ている各臓器に血液を送る大きな血管(大動脈)が裂けてしまうという病気です。正直なところなくなる方もいるような病気なのですが、改め…

続きを読む

2019年12月11日

正しいことや正義が正解なわけではない

自分の中の正しいと信じていることを貫くことで、楽しく素敵な人生が送れるのならこれほど楽でうれしいことはありません。でも、皆さんも経験していることと思いますが人生はそんなに単純なものではありません。 エージェントゲートでは正義や正論を良しとしません。なぜなら、その根底には自分なりのという概念があるからです。エージェントゲートのビジョンは「一…

続きを読む

2019年11月26日

不言実行と有言実行

不言実行も有言実行もどちらも目標に向けて努力を続ける姿は素晴らしいものだと言えます。皆さんはあえて言うならどちらのタイプでしょうか?あるいはどちらをよりかっこいいと思うでしょうか? もともとの言葉としては「不言実行」という言葉があり、それをもじって「有言実行」という言葉が生まれたというのはご存知ですか?なんか逆のイメージもありますが、実は…

続きを読む