とはいえなんだかんだ言っても・・

仕事をしていればいろいろなストレスが溜まります。ストレスの発散にお酒を飲むことがあれば愚痴の一つも言いたくなるのが人間の性ってものでしょう。よくないことと分かっていても愚痴の一つも言えない世界はそれはそれで窮屈なものです。

愚痴とはもっとも強力な人間の煩悩の一つです。お釈迦さまは「人間が苦悩する原因は、心のなかに宿る煩悩(ぼんのう)にある」と教えられました。煩悩は大みそかにつく鐘の数・・つまり108種あるといわれますが、その中でも特に強力なものを「三毒(さんどく)の煩悩」といいます。108つの中でも最も強力な3つなのだから相当なんでしょうね。3つとは・・・1、貪欲(むさぼり欲しがる心)2、瞋恚(いかりたつ心)3、愚痴(心理に対する無知の心)になります。

愚痴とは、目さきのものにとらわれて、真理を解する能力のない愚かな心を指しているのです。お酒の勢いもあって会社の愚痴、上司の愚痴を言ってしまったことに気が付いた時はそれにこうつなげてはいかがでしょう?「とはいえなんだかんだっても」・・これをつければ愚痴が愚痴で終わらず感謝で終えることが可能です。「あいつは現場のことを本当にわかってないよな。とはいえ、なんだかんだ言っても仕事の基礎はあの人から学んだようなものだ」「うちの会社は残業も多いしどうなってるんだ。とはいえなんだかんだっても、毎月きちんと給料はもらっている」

どうですか?なんか愚痴で終わるだけより少しだけ元気になれる気がします。

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