人望

リーダーの条件の一つに「人望があること」があげられます。人から信頼され、この人のためであれば頑張ろうと思ってついていく気持ち・・それが人望です。人望は一日で身につくものではありません、日々の行動の積み重ねで身に付けることができます。

人望とは、周囲から寄せられる尊敬や期待、信頼のことをいいますが、私はその尊敬や期待がどこから来るのかといえば、文字通り「周囲に望みを与えられるか」で決まるのではないかと考えています。例えどれだけ誠実に接していたとしても、周囲に対して明るい未来＝希望を描けなくてはリーダーとしての人望にはつながっていかないのではないでしょうか？

いま現時点で、自分が望み通りの状態（人間関係や仕事のやりがい、収入、休みなど）である人はそうそう多くないでしょう。でも、いま望み通りの状態ではないことに人はそれほど落ち込んだりしません。希望通りの状態じゃないから頑張っていると、将来は希望に近づくことができる。明るい未来が待っていると思えるからこそ、人は頑張ることができるのです。逆に望みがないとわかってしまえば退職したり、頑張る意欲がなくなります。希望が絶たれる・・まさに絶望するのです。

だからリーダーは今の頑張りを認め評価し、そのことで明るい未来につながるのだと指し示すことが必要です。人望とはそこから身についていくものだと私は考えてます。