プロフェッショナリズム

業種こそ全く違うもののディズニーランドの経営、マーケティングは参考になる部分が非常に多い。リピート率98%という驚異的な数字は、もはや顧客満足度という簡単な評価では推し量れないものを提供しているとしか言わざるを得ない。

先日、あるコラムでこのような記事を読みました。ディズニーキャラクターを契約をしている企業さんの販促撮影会での話でした。一般の人には一切公開されない形での撮影で、その場にはミッキーとミニーとモデルの女性が数名、それから撮影スタッフにクライアントの企業さんがいたようです。このとき、ミッキーがモデルとして参加していた女性と肩を組んだそうです。すると、ミニーがやきもちを妬いたのです。

先ほども書いたようにこの撮影は内部の関係者だけが参加する撮影会でショーではありません。にもかかわらずミニーはやきもちを妬いて拗ねてみせたのです。あたかもそこにはミニーという人格が存在するかの如く。誰しも口には出しませんがこう思っています。「ミッキーもミニーもどうせ中には人が入っている着ぐるみで、裏に入ればそれを脱ぐんでしょ?」と・・・もちろんそれは当然です。本物のミッキーミニーがいるはずはありません。でも、そんなことを忘れてしまうプロフェッショナリズムではないでしょうか?

98%というリピート率を支えているものの一つにこのようなプロフェッショナリズムがあるのではないかと思うのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です