ペップトーク

ペップトークって聞いたことあるでしょうか?あまり日本では使われない言葉ですが・・・ペップ(PEP)とは「元気」とか「やる気」という意味を持っています。わずか数十秒から一分程度の言葉で、人を奮い立たせ勇気を与え、励ます言葉、それがペップトークです。

アメリカの四大スポーツとは「ベースボール」「バスケットボール」「アイスホッケー」「アメリカンフットボール」のことを言います。どれもチームスポーツという特徴があります。しかし、アメリカという国は日本と違い人種や言語や宗教が全く違う人の集合体です。日本のように島国で同一民族ではないのです。そんな人たちが、同じチームに所属して一体感を持って戦うのはなかなか難しいことではないでしょうか?しかし、どのスポーツもアメリカは非常に強い。この理由の一つに試合前にチームの士気を高めて持っている本来の力を最大限に引き出す優秀なヘッドコーチや監督の存在があります。

彼らは試合前に緊張し、かたくなっている選手たちを集めてペップトークを行うのです。その言葉は信頼と力に満ち溢れ、聞いた選手を感動させ、勝てると信じて試合に臨むのです。これはスポーツだけに使えるものではなく、日常的なビジネスのシーンや家庭でも十分に使うことができるテクニックといえます。ペップトークは大きく4つの構成から出来上がっています1、承認(現状を認める)2、言い換え(その状況をポジティブに言い換えます)3、してほしい行動4、激賞という流れです。例えば、会社で業績があまりよくない状況だとします・・・今弊社は昨年の10%業績が落ち込んだ状態にある(承認)。これは、今までのやり方を変える大きなチャンスといえるだろう(言い換え)こんな時期だからこそ、改めて初心に返って一人一人のお客さんに寄り添っていこうじゃないか(行動)必ず最後は笑って終われるように全員で乗り越えていこう!!(激賞)という感じです。

人を励まし勇気づけるペップトーク。人をマネージメントする立場なら使えるようになっておくといいでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事
2019年11月17日

ファーストペンギン

ファーストペンギンとはペンギンの修正から生まれた言葉ですが、ビジネスでも使われている言葉です。耳にしたことありますでしょうか? ファーストペンギンとは、率先して海へ飛び込む、勇気あるペンギンのことをいいます。あるとき、新しく狩場となるような氷穴を見つけたとしても、多くのペンギンは、じっと中の様子をうかがうだけで、何もしません。海の中には危…

続きを読む

2019年10月23日

やる気とは主体性

やる気が目に見えたら人の評価はどれほど楽になるでしょう。また、人材採用がどれほど楽になるでしょう。残念ながらやる気は目で見ることはできません。しかも、当たり前ですが「やる気はありますか?」と質問されれば「やる気あります!!」と答える人がほとんどでしょう。しかも、それは嘘でもないはずです。 ただ、やる気には人それぞれに違いがあり、結果的には…

続きを読む

2019年7月29日

自然発火?可燃?不燃?

世の中のものを燃えるのか燃えないのかという分類で分けるのと同じで、人も実はこの三種類に分けられるのではないか?と考えています。 一人目は・・・自分から自然に燃える自然発火タイプです。ものでいえばカリュームとか?確か科学の実験で使いました。普段は石油か何かの中に保存してないと、空気中に出してしまうと燃えてしまうからです。同じように自分から仕…

続きを読む