環境変化

私は障碍を持った友人がたくさんいます。皆さんはいかがですか?車いすの友人、視覚聴覚に障碍がある友人などいらっしゃいますか?いままでは社会が僕らを分断してきたので、なかなか交流がありませんでしたが、これからはインクルーシブ(包含)社会がやってくるとエージェントゲートは考えています。だからこそ、私たちは「一人一人が個性を発揮し、輝いて働く社会を実現する」というビジョンを掲げているのです。

ダイアログインザダークというイベントがあります。私がいったのはもう10年ほど前になりますが。真っ暗闇の中で公園やうちの中や喫茶店のセットがあり、その中を移動しながらお茶を飲んだりするというイベントです。同時にその場で初めて会った方々6名ほどで参加します。アテンドをしてくれるのは視覚障碍を持った方が行います。暗闇の中、みんな杖をつきながら恐る恐る歩を進めます。なぜか意味ものなくひそひそ声になったりするんですが。その中で一人だけものすごく元気な声で話し、ぐんぐん進んでいく人がいます。「みんなこっちこっち」「噴水があるよ!!」とみんなを引っ張ってくれます。

そう、その人こそ視覚障碍のアテンダントさんです。それはそうですよね。彼女は普段の生活と何も変わらないのですから。夜には電気をつけ、私たちは自分たちが暮らしやすいように環境を変えてきました。その環境が変われば、今度は私たちが何もできなくなるんだと痛感しました。これからやってくるインクルーシブな社会に向けて、それぞれが生きやすい/働きやすい環境をととのえていくのが私たちのミッションです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事
2019年12月11日

正しいことや正義が正解なわけではない

自分の中の正しいと信じていることを貫くことで、楽しく素敵な人生が送れるのならこれほど楽でうれしいことはありません。でも、皆さんも経験していることと思いますが人生はそんなに単純なものではありません。 エージェントゲートでは正義や正論を良しとしません。なぜなら、その根底には自分なりのという概念があるからです。エージェントゲートのビジョンは「一…

続きを読む

2019年11月29日

自己肯定感

エージェントゲートが目指している「一人一人が個性を発揮し、輝いて働く社会を実現する」とは働く一人一人が自己肯定感を持ち、まず誰よりも自分自身が自分のことを信頼し、自分ならできると考える社会です。 自己肯定感というのはどうすれば伸ばしていくことができるのでしょう?日本人は世界的に見て非常に自己肯定感が低いと言われています。それは日本の教育に…

続きを読む

2019年11月26日

不言実行と有言実行

不言実行も有言実行もどちらも目標に向けて努力を続ける姿は素晴らしいものだと言えます。皆さんはあえて言うならどちらのタイプでしょうか?あるいはどちらをよりかっこいいと思うでしょうか? もともとの言葉としては「不言実行」という言葉があり、それをもじって「有言実行」という言葉が生まれたというのはご存知ですか?なんか逆のイメージもありますが、実は…

続きを読む

2019年11月25日

鳴かぬなら

戦国時代の3人の英雄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の人格を表現するものとして「ホトトギス」を詠んだ句が有名です。皆さんも一度ぐらい耳にしたことがあるでしょう。 「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」織田信長を現した句です。乱暴に聞こえますが、状況を打破する突破力というか、強引にでも道を切り開いていく推進力は織田信長のそれをよくあらわしている…

続きを読む