勘とはなにか

エージェントゲートの代表である緑川の能力の一つに「ビジネス的な勘の良さ」があげられます。このビジネスはうまくいきそうなのか、いきそうもないのか。非常に早い段階から調査資料や情報がなくてもほぼ直感で判断ができ、外れることはありません。

直感とは非言語的であり非論理的な存在です。「うまくいきそうだ」「うまくいかなそうだ」という理由は特にないのですから。なんとなくそう感じるということです。これは経営者の能力として非常に重要なものだと私は考えています。なぜならビジネスの世界には論理的に絶対にうまくいくことも、論理的に絶対にうまくいかないことも存在しないからです。経営者は非常にあいまいな世界での判断を求められるのです。

しかし、実はこの直感は何の根拠もなく感じるものではありません。多くのビジネスの成功や失敗を経験し、その体験や知識に裏打ちされているからこそ「なんとなく感じるもの」それこそがまさに直感なのです。経験豊富な消防士は煙や熱を感じなくても「なんか嫌な雰囲気」を感じたりするようです。この非論理的な特殊能力を経営者が持っているのかいないのかは、その会社がうまくいくのかいかないのかに大きく影響を与えるものだと私は考えます。

自分も彼の近くで多くを学び、そうした直感を身に付けていきたいと考えています。

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