情熱を育むために環境をデザインする

「仕事に情熱を持って取り組めない」というようなことってあります。情熱があるからこそ、困難に直面した時にそれを乗り越えようと試行錯誤を繰り返すことができます。

情熱とはある日突然沸き起こったり、探せばどこかに見つかるものではありません。時間をかけてゆっくりと育むものなのです。なので、情熱を持つには環境が必要になります。自分ひとりで情熱を持つのは極めて難しいと言えるでしょう。たまたま兄がパソコンをやっていたからパソコンを触るようになり、周りにパソコンを好きな友達もいて、作ったプログラムを学校の先生が褒めてくれて、たまたま応募した作品が何かの賞を受賞したりする。そういった環境が情熱を育むためには必要です。

最初に産まれた興味関心とは植物の種のようにもろくてはかないものです。毎日水を上げ、太陽の日を浴びながら育てなければ途中で枯れてしまうのです。だからエージェントゲートでは誰かが興味関心をもって取り組む新しいことには「いいね」というようにしています。また、本人はただただ環境が整うのを待っていてはいけません。子供だったらそれでもいいですが、ビジネスマンであるのなら環境は自らが創り出すように行動する （環境をデザインする） 必要があると考えています。

大前研一さんは人間が変わるには「時間配分を変える。住む場所を変える。付き合う人を変える。」この三つしか方法がないといっています。つまり環境を自分でデザインするということです。