理由(わけ)を知る

今までの記事の中にも仕事をするうえで大事なことの一つに「その仕事をする理由(訳)を理解すること」をお伝えしてきました。なぜならそうすることで、こちらからの提案も可能になりますし、成果も上がるからです。

理由を知る方がよいのは仕事だけではありません。日常生活の中でもそれは同じです。「ほうきをもってきて」といわれたとします。当たり前の行動としてほうきをもってはいきますが・・・もし理由を知っていればどうなるでしょう?「ほうきを持ってきて」→「何のために使うの?」→「玄関がちょっと散らかっていて」ということなら、ほうきと一緒にちりとりをもっていってあげるのがよいでしょう。もし高いところに何かが引っかかってしまって取りたいと思っているのなら脚立をもっていってあげるのが親切なのかもしれません。

そうです、言われたことをするのは当たり前。相手の意図をくみ取り先回りしてその意図を実現する手助けをしてあげることこそがやるべきことなのです。ビジネスにおいてそれができる人はとても気が利くやつだということになり、大事な仕事を任されるようになるに違いありません。

これからも、いろいろな形で「その仕事をする理由(わけ)」についてお伝えしていきたいと考えています。

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