失敗から生まれるものもある

日々の仕事の中で失敗することは山ほどあります。その失敗から学び、成長を繰り返していくのですが・・・そもそもその失敗そのものが実は新しいものを生み出したりもしています。皆さんもいくつかは聞いたことがあるのではないでしょうか?

代表的なものをいくつかご紹介すると・・・例えばポテチとチップス。今やお菓子といえばポテトチップスというぐらい市場に出回っていますが。あのお菓子も最初はポテトチップスを作ろうと思って作ったものではありません。料理の脇についてくるフレンチポテトが厚すぎて油を吸ってまずいというクレームがあって、怒ったシェフが嫌味を込めて極薄に切ってカリカリに上げて出したところ、それが大人気になって今の形になったとか。

他にも1980年に発売された世界初のノリ付き付箋紙「ポストイット」メッセージを伝えるときやメモを書く時に今では当たり前のように使っています。これは、3M社で強力な接着剤の開発をおこなっていたところ、よくくっつくがはがれやすいという接着剤が出来上がってしまい、これはもしかしたらしおりとして使えるのではないか?と考えてポストイットが出来上がったそうです。こういった、求めている結果とは別の価値を生み出すことを「セレンディピティ」といいます。

セレンディピティーとは偶然に起こる幸運のことですが・・幸運は残念ながらただ待っていて起こるものではありません。偶然を必然にすることが必要です。その方法は・・・また次回にでも。

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