どちら側から見るのか

物事には必ず陽の側面と陰の側面があります。エージェントゲートが大事にしているのは物事の陽の側面、サニーサイドに注目することだと以前の記事で書きました(過去記事:サニーサイドに注目する)。

それは表現でも同じです。メジャーリーグのスーパースターイチロー選手は不滅の金字塔である年間最多安打262本を記録した年、打率が.372でした。もうプロ野球選手としては尋常な数字ではありません。3割ヒットを打ったらすごいと言われる世界でこの数字は歴史的なバッターといえるでしょう。しかし、この数字を裏側から見れば.628失敗しているともいえるのです。イチローのことを.628打ち損じたバッターと評する人は数字の上では何一つ間違った情報ではありませんが、誰一人としていません。

そうです。同じ物事でも見る視点が違えば数字も変わり表現方法も変わってくるのです。私は周囲からポジティブで楽観的と見られがちです。世の中にはポジティブになりなさいというテーマの本があふれかえっています。しかし、ネガティブな性格を突然ポジティブに変えろと言われても簡単なことでありません。だからこそたくさんの本が売れているのかもしれませんが・・・エージェントゲートが変えることを求めるのは性格ではなく視点です。

性格は生まれ持った部分もあると思いますが、視点であれば意識で変えることも可能ではないでしょうか?ポジティブな視点から物事を見ることにより周囲が明るく変化することが必ずあるものです。

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