創意工夫

創意工夫するとはどういうことでしょう?創意工夫とは「誰も考えなかったことを考えること」です。人は便利な生活の中で創意工夫をしなくなります。皆さんは日常生活の中で、あるいは企業で働く中で「創意工夫」を意識しているでしょうか?

多くの方は日々の仕事を疑問なく進めています。それは同じことを繰り返し行うことでの生産性向上にはつながりますが、慣れによりなんの疑問も持たずに作業することにつながり、改善しよう、もっと良くなりたいという気持ちを大きく阻害してしまいます。特に問題なく進んでいるのに、やり方に疑問を持ち改善することは手間もかかってしまうので、日々の仕事で「創意工夫」を行うのは非常に難易度が高いと言えます。

以前、私は網膜色素変性症という難病の友人と一緒に働いていたことがあります。彼の視野は5度しかなく、事実上ほぼ視力はありません。いままで私は会議の資料をpptで制作し進めていましたが、彼がメンバーに加わることで創意工夫を求められます。どうすれば一緒に会議を進めることができるのか?これはまさに創意工夫のしどろでした。

間違いなく言えることは、そうした創意工夫は網膜色素変性症の彼のためだけではなく。全員がスムースに会議を進めるための工夫につながることは間違いありません。例えば・・ライターはもともとマッチが両手がないと使えないので、片手しかない障碍者の方のために作られましたが、いまは普通に健常者も利用しています。優れたUI/UXは汎用的に使うことができるんですね。これからも創意工夫をしていければと思います。

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